茜色の器を。。。

無名異(むみょうい)とは、佐渡金山より産出する鉄分を非常に多く含む鉱物で古来は中風、胃腸病、火傷、止血剤などの漢方薬として使用されていました。この無名異を陶土に用い高温で焼き締めたものが無名異焼です。

無名異土は非常に細かく水簸された絹の様な肌触りですが焼かれた器は堅牢で使う程に光沢を増す特殊な焼物です。

無名異の陶土の色は日本海に沈む夕陽の赤の様な…『茜色』
何故かその赤が物悲しく目に沁みるのです。
まるで流人の島の悲しさや、ほとばしる情熱の色の様な…追いかけても追いつけない悲しい定めの様な色。

いつの日か追いつき、器に反映させたい茜色。
限られた時間の中で彷徨ってみます。

万葉集 額田王
『あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る』

#茜色 #無名異 #額田王 #万葉集 #無名異焼 #玉堂窯元 #佐渡 #細野利夫 #窯元 #陶芸 #日本 #Art #pottery #JAPAN

何処に向かうのか…

大都会・西新宿

都庁はじめシティホテルやコンツェルンの様な専門学校が
富と権力を競い合い摩天楼の様に砂上の楼閣が建ち並ぶ。
見上げればすぐさま落ちて来そうな危うささえ感じる。

人々は無表情な仮面を付け同じ方向に向かう。
まるで思想をコントロールされているかの様に心のシャターを下ろし早足で先を急ぐ。
明らかに他の都市や街とは異なる閉塞感を感じる。
面白いのは無機質に輝く電飾ツリーの方が人間らしく感じる。

官庁街に近い飲食街は人種のルツボと化しダイレクトな生活感が溢れる。
過当競争が激しく都会なのに一晩の飲み代の安価さに驚く。
1週間の出張で滞在ホテルと仕事場の往復を繰り返す道すがら
否が応でも消えゆく店も多く、この国の経済状況が厳しい事を感じる。

この国の政治のシステムが人々の生活の格差を産み、やがて立ち行かなくなる気がしてならない。
3.11以降から始まる一連の不安や怒り、 政府の国民無視の政策と強行採決、解釈だけによる憲法改悪、日米関係における安保問題、怒りを忘れた国民、...

この国は破滅の方向に向かっているとしか思えない。

img_0309

惰性の生活…

img_0135

昨夜は少し飲み過ぎた様だ…

疲労蓄積の朝は決まって早く目醒める。
このシティホテルの部屋は静か過ぎるせいか返って些細な物音に敏感になる。

午後迄は何もする事もなく唯々分厚いカーテンから覗く薄っすらとした朝の気配の差し込む方に眼をやり思考を停止させている。

長年の習慣となった惰性の生活は決して望んでいる訳では無いが、最近は甘んじて身を置く事で安堵する自分が妙に可笑しい。

数時間の停止した脳と精神はやはり空腹を訴えて来た。人間の本性はやはり空腹に勝てず生きる為の欲求は自然の現象なのだろう。

久々のホテルでの朝食は質素なくらいが丁度良い。

今日はアバンギャルドな一日にしたいものだ。

 
#惰性の生活 #出張 #ホテルの朝食 #アバンギャルドな一日 #日本 #玉堂窯元 #無名異焼 #細野利夫 #窯元 #佐渡 #陶芸 #pottery #JAPAN

長月のはじめ。。。

暑かった夏も終わり、虫の音も騒々しくエアコンも肌に馴染まない季節は
生来虚弱な身体は歓迎すべき筈なのだが歳相応に至る所にガタが来ているようだ。
数週間前の軽い魔女のひと突きと座骨神経痛とやらが仕事量を削減するようにと
悪意を持って虚弱な身体を痛めつけてくる。
人間はほんの些細な事で気がめげるし不安に陥り藁にしがみつく動物だと実感する。
如何にもこうにも仕方無く俎の上のトドの如く大嫌いな権力っぽい白衣の奴に身をまかせる。
問診の女性の笑顔と対応が的確で素敵だったので許してしまうのだが…
レントゲン、白衣の奴のありきたりな説明、電気的振動マッサージ、…etc
ウオーターベット上での電気的振動温感マッサージは恥ずかしながら気持ちよく
時間延長しようとする自分がチョット恥ずかしいので思い止まった。
薬局では妙に腰の低い若造が余計な事をペラペラ喋りまくるが
今日のところは大目にみてあげることにした。
それにしてもこの膨大な薬量は何だ❗️これが薬漬けの日本の医療現場なんだと実感した。
むしゃくしゃするので気分転換に誰も居ない夏の終わりの浜辺で心を落ち着かせる。
国仲平野の田園風景に心癒され、沈みゆく夕日に心洗われ、感謝という言葉が腑に落ちた。
また明日から騙し騙しでお仕事に励みます。。。image

imageimage

サクランボ〜🎵

image山形からの到来物です🎵
今まで見たことのない大きさで糖度が高い‼️
酸味が少なく果肉がやや硬めで食感良いし、従来の佐藤錦より美味しいと思います。

こんなサクランボは初めてです。 新品種《紅秀峰》

若い娘は〜うふん〜🎵
懐かしい歌を口ずさんでしまいました〜(笑)

#サクランボ #紅秀峰 #無名異焼  #玉堂窯元  #佐渡  #細野利夫  #窯元  #陶芸  #日本  #Art  #pottery  #JAPAN

小さな命が。。。

image
梅雨の季節…昨夜も雨が降ったみたい…
歳のせいか早く目覚め外に出る。
肌寒い湿った空気に半袖から出る肌は世間に晒される事に躊躇っている様だ。

昨日の郵便物の確認でポストを開けようとすると…そこには孵化したばかりのオニヤンマ?
それこそ産湯をつかった様に透き通った羽根に細やかな雨つぶが…
寒そうな位に少し震えている様だ…

季節や時代は選べないにしても
堪えて強く育って欲しい。
生きて欲しい。

郵便物は入っているが大勢に影響は無いはずなのでそっと離れますね。

早く太陽に向かって羽ばたいてください
陰ながら応援しています。

#とんぼ #梅雨 #無名異焼  #玉堂窯元  #佐渡  #細野利夫  #窯元  #陶芸  #日本  #Art  #pottery  #JAPAN

春を待ちわびて…

image

暖かな陽射しの中を通り抜け新潟に向かう。
そこには関越トンネルと言う明らかな差別的な境界線が存在する。
その境界を越えるとそこは未だ冷え冷えとした雪国が待ち受けている。
春はまだまだ先の様だ。

然しながら車窓越しではあるが柔らかな陽の光が一冬の積雪の塊を
少しづつ溶かしてくれている事が妙に嬉しく心が和む。

やがて春は来てくれるだろう…。
冬眠から醒め、芽吹き花が咲き実をつけてくれるに違いない。
老人には遠い春ではあるがもう少し待ってみよう。。。
http://toshio-hosono.lovepop.jp/

#雪国  #無名異焼  #佐渡  #細野利夫  #窯元  #陶芸  #日本  #Art  #pottery  #JAPAN

今夜も窯焚き…

image

今夜も窯焚き。
テスト焼も含めてここ一週間で何回焼いたかなぁ〜(笑)
冷めてない窯を無理して出して又詰めて焼く…そりゃ割れるよな💦
風邪引いてても今夜は徹夜して明日止めて東京に行かねばならない。
取り敢えず明日の日本橋の搬入は奥さんにお願いしたので夜中に東京入りの予定。

もっとゆったりした作陶生活をしたいけどね…

#風邪  #窯焚き  #ガス窯  #玉堂窯元  #無名異焼  #佐渡  #窯元  #陶芸  #日本  #Art  #pottery  #JAPAN

グダグダ症候群?

image

相模原、立川の各伊勢丹の仕事を終えて佐渡に帰って2日目…
昨日は窯詰をしたり、書類の整理をしたが、今日は何だかグダッとして何もやる気が起きない…
ただボンヤリと外の景色を眺めたり、無意味にパソコンをいじっている。

以前もあったのだがそのスパンが短かくなっている気がする。
長期出張後の後遺症…『何もやる気が起きない症候群』とか『燃え尽き症候群』とか最近学会で発表されたらしいのだが…、って嘘(汗)

ただ体と脳が動かないと言うより、気力なるものがすっかり欠落しているのだろう。
考えてみたら人生も晩年に入り心身ともにいろんなところにガタが来ているのだと思う。
人間はゆっくり歩こうが我武者羅に突っ走ろうが、その人のポテンシャルの違いこそあれ
いずれ動かなくなり朽ちて行き存在さえ無くなるのが万物の定めだろうし仕方は無い。

窓の外の景色をボーっと見ながら自分の人生を振り返る様は
もう完全に哀しさを秘めた老人の後姿を漂わせていると自覚している。

然しながら、現実はまだ生きるという義務もあり遣り残している事もある。
焦らず慌てず人生を全うするしかあるまい。
…などなど、グダグダと思考して結論が出ると不思議と胃袋が騒ぐ〜(笑)

そう言えばまだ朝食を頂いていなかった〜💦
軽く珈琲とパンと焼魚とサラダと残り物のピザとお土産のシュークリームでいいか〜😋

いよいよ神無月に...

image

いよいよ季節は神無月に入りました。

四季が織りなす自然の変化はいつも新鮮で人の気持ちまで変えてくれます。🎵

ちょっとした気遣いでささくれ立った神経をも癒してくれます。

当窯元のスタッフが隣家のアケビを折って持って来てくれました〜💦
チョット不安なのですが…(笑)

お互いに思いやりの気持ちさえあれば丸く収まる気がするのですが、それが人間社会では難しい…
それが持ち味や人間性ということでしょうか?
反省する事が多い今日この頃。。。

*アケビの花言葉は「才能」「唯一の恋」

 

 

過ぎ行く季節に…

image

佐渡は朝夕めっきり涼しくなり
もう半袖では過ごせない季節になりました。

雨の予兆かも知れないが昨夜からコオロギやスズムシの鳴き声が耳につき夏の余韻を惜しんでいる様にも聞こえる。

空はどんよりして今にも泣き出しそうな天気は秋の収穫の農業従事者には心配事の一つの様だ。当窯元のスタッフも稲刈りの為交替で休みを取るのだが田圃が柔らか過ぎて機械が入らないとの事…
焼物の仕事も天気に影響されるから同じかも知れない。

兎も角、季節は恐ろしいほど素早く過ぎて行く。追い越す事は不可能だ。
…ならば、じっとしていて次の季節を待ち伏せしたら?…などなどと馬鹿な妄想をしてしまった〜(笑)

さぁ、仕事に励みます。

#自然と共に#玉堂窯元 #仕事#釉薬掛け#無名異焼#窯元#佐渡#陶芸#pottery#JAPAN

すっかり秋の気配が…

もう長月か…
暑かった夏もすっかり影をひそめ、今日は余りの涼しさに箪笥の奥から長袖を出して羽織る。
『今年の夏も終わったなぁ…』 ぽつんと独り言。
長い出張の後に起こるいつもの虚脱感とこの低気温が更に弱った心身のバネを錆びつかせる。
筋肉も思考も停止の命令が下されジッとソファーに腰を下ろしたまま外の景色のうつろぎに目をくれている。
このぼんやりした空虚な時間は我武者羅に時間を駆けてきた反動なのか、唯々疲れなのか、其れとも加齢による現象なのかは判らない。多分何時もの出張の後の後遺症に違いない。
佐渡地方は今日は小雨模様で気温が22度位でトライアスロンが開催された様だ。
何時も不思議に思うのだがあの熱い気持ちやエネルギーは何処から湧き出るのだろう。
羨ましい限りだ。
きっと…多分…心や身体を燃焼させるエネルギーを取り込む必要がありそうだ。
明日は焼肉でも食べる事にしよう。。。(笑)
*画像はイメージです。image

ごあいさつ

画像

DSCF0176

 

世界から見たら小さい国、日本の又その中でも小さな知らない人も多い新潟県の佐渡ヶ島。。。
そんな小さな島に生まれた事がいつも自分の心の中に劣等感や他と違う差別感を抱いて生きてきた様に思う。

それがある程度年齢を重ねると佐渡ヶ島にも固有の文化や自然があり少しではあるが誇れるのかな?という認識に変化してきている自分に最近ではあるが気づいてきている。

そんな佐渡ヶ島から大袈裟かもしれないが世界中に自分の作った陶芸の作品を発信できたら良いなと思うようになってきた。

以前の主宰してきた玉堂窯元のホームページでは自分個人ではなく窯元という組織的なサイトなのでもうそろそろ細野利夫個人の発表の場が欲しいという気持ちから自分の作品や心情や感じること等々、綴っていきたいと始めることになりました。

多分、いろんな要素が入って支離滅裂なサイトになると思いますが どうぞお付き合い下さいますようお願いいたします。