中国・焼物探訪 その①

2017年9月1日から六日間、二度目の中国を訪問して来ました。
今回の主な目的は河南省陜県黄道で発見された唐・五代の古窯の黄道窯の調査と陶芸家達との交流でした。
黄道窯は世界的に価値があるにも関わらず、あまり知られていない歴史のある窯跡群が明代から宋 代にかけての窯跡が無数にあります。
現地で破片などを採集すると中国焼物の基礎となる様な釉薬や技法が見つかります。
中国政府も河南省も発掘調査を進める一方、保存しその実態を世界に知らせたいと言う事で一生懸命努力しています。

日本からの陶芸関係者の訪問も私が初めてとの事で政府関係、陶芸家、少林寺の大師の方々から出迎えて頂きました。
テレビ局や新聞社のクルーも含め数十人の歓迎にこちらもただ驚くばかりでした。

古窯址の見学調査でも前もって藪草刈り跡に気づきそのさり気ない配慮にとても恐縮しました。
丁寧な説明と陶器破片の発掘もさせて頂き各時代の破片が時代の埋没から陽の目を見たいと訴えてくるエネルギーを感じました。
急速な社会進歩の中の歴史の埋没は正しい事ではなく、正確な陶磁史の保存と認証が成されるべきだと思います。
『古きを知り未来に生かす』為には保存と調査が必要です。
とにかく世界的な知名度は低いのですが高濃度な古窯址である事に間違いはない事を実感しました。

今回の訪中にあたりご尽力頂いた中国政府、河南省 区、北京師範大学の教授で書や彫刻の第一人者、人間国宝の陳小林先生、同じく天目の第一人者の李先生、元中日友好病院の医療関係の先駆者の李秀池先生、数十年に渡る中国とのパイプ役の宇木先生、通訳して頂いた元早稲田大学の留学生の孟さん、 河南省の陶芸家の皆さん、その他のご協力頂いた多くの皆様に感謝申し上げます。

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